炊飯器を断捨離したきっかけは炊飯器が壊れたことにあります。
使用期間およそ2年。
スイッチを入れたはずなのに、炊飯されなくなってしまったんです。
でも以前から、釜内側のテフロンが少し剥げててそれも気になっていました。
たしか2年前も、炊飯器が壊れて買い替えたんだったなぁ・・・。
またどうせ買っても壊れる消耗品、我が家に必要なのかな?
そう真剣に考えた結果、
もうやめちゃおうよ、炊飯器でご飯炊くの。
という結論に行きつきました。
炊飯器のない暮らしは、思った以上に快適で
もう炊飯器を思い出すことはありませんw
そんな炊飯器のない暮らしについて書いていきたいと思います。
炊飯器、断捨離しちゃう?持たない暮らしで得た5つのメリット
- 炊飯器のお手入れが不要
- 炊飯器の買い替え不要(節約になる)
- 台所のスペースが増える、スッキリする
- 鍋で炊くご飯がふっくら美味しい
- 炊飯器に頼らずご飯を炊くスキルを習得できる
以上5つ!
ひとつずつ補足していきます。
1.炊飯器のお手入れが不要
炊飯器のお手入れといえば、
- 湯気がでる部分のパーツの掃除
- 内蓋の掃除
- 内釜の掃除
- 炊飯器本体表面の掃除
- 炊飯器を置くスペースの掃除
結構、掃除箇所あるんですよね。
ふと気づけば、
炊飯器周りにご飯粒の塊がほこりと一緒に落ちてる
内蓋の部分にお米の白い膜がはりついていた
ちょっと掃除をさぼってしまうと、そんなことは日常茶飯事。
やっぱり面倒です。
でも、炊飯器を捨てたらそんな心配をすることはもちろん皆無。
主婦は、ほかにも優先してすべき掃除、洗濯、料理・・・家事がたんまりあるので、
「炊飯器がない=炊飯器関係の掃除は一切なし」
というのは
家事の効率化・時短の上でも大きなメリットといえます。
2.炊飯器の買い替え不要(節約になる)
炊飯器は電化製品なので、いずれ壊れます確実に。
つい先日、我が家は購入して5年ばかりの冷蔵庫が壊れました…。
保証は4年しか入っておらず、修理に8万ほどかかると言われ、10年保証のついた冷蔵庫を買い換えました。
その際に、修理の方に言われたのが、電化製品は当たりはずれもあり、10年もつ場合もあれば3年とか、そこらで故障してしう場合もある。
とおっしゃていました。
つまりは、運もあるということでしょうか?
メーカーによって、壊れにくいなどの違いはあると思いますが。
炊飯器も、我が家は2年で壊れましたが、5年、8年と長く同じ炊飯器を使っている方もいると思います。
でも、そればっかりはそのエックスデーがいつ訪れるかはわからない。
そして、今の炊飯器って色々機能がついているものも多く、軽く4万円とか8万円とか・・・。
もし4万円の炊飯器買って、2年で壊れたら1年2万円経費としてかかっているということになります。
炊飯器を持たなければ、買い替える費用もゼロ円。経費ゼロ円。
節約にはもってこいだと思います。
3.台所のスペースが増える、スッキリする
- スッキリとしたインテリアが好き
- ごちゃごちゃしている空間が嫌
- 台所が狭くてスペースが足りない
そんな方に嬉しいメリットです。
我が家はというと・・・。上の写真のように炊飯器おいてましたが、置かなくなった今は、より小窓から光が入るようになりました。
もともと私は少ないモノでスッキリした暮らしが好きなので、このスッキリ感が手に入った今、
またここに炊飯器を置こうとは思いません。
4.鍋で炊くご飯がふっくら美味しい
試せばわかると思いますが、鍋で炊くご飯はひと粒ひと粒がふっくらしていてとっても美味しいです!
底にできるお焦げもまた美味しかったりして・・。
また、炊飯器で炊くと、時間がたつとべちゃっとなったりしまいがちですが、お鍋で炊くとそのべちゃっと感がなく、冷めても芯がある美味しいご飯のままです。
炊飯器に頼らずとも、こんなおいしいご飯が食べれるんだなぁということがわかると、炊飯器を持たな暮らしもありだ、と思えてきます。
5.炊飯器に頼らずご飯を炊くスキルを習得できる
鍋でご飯を炊くのは、時間と水の量さえ覚えれば難しいことはひとつもありません。
でも、炊飯器で炊くのが当たり前だと、いざ鍋でご飯を炊くぞ!というときに、
水の量は?
火の加減や時間は?
と戸惑ってしまうんですよね。
ご飯を鍋でも美味しく炊ける方法を知っていれば
キャンプでもスムーズにご飯が炊けます。(子供たちにも炊き方を教えたいですね。)
予期せぬ災害で停電になったときガスコンロと鍋でご飯を炊くことができます。
電気に頼らず生きる術になるんです。
東日本大震災でしばらく電気のない生活をした経験がありますが、こういうアウトドアなスキルが身につく点も大きいメリットだなと思います。
炊飯器のない暮らし、デメリットは3つ
実際に炊飯器を断捨離して感じたデメリットは3です。
- お米を水に浸ける時間が必要
- タイマー機能がない
- 保温機能がない
電化製品ならではの機能が全滅です。
まぁたいしたことないでしょ。
そう捉えることができるあなたは、炊飯器のない暮らしでもなんの問題もないでしょう。
では、もうちょっと細かくみていきます。
1.お米を水に浸ける時間が必要
ふっくらおいしいごはんをお鍋で炊くには、お米を水に浸ける時間が必要になってきます。
最適な浸水時間は、
冬場なら1時間~
夏場なら30分~
と言われています。
そのため、仕事から帰ってきて、すぐご飯を食べさせたい!なんてときに、お米を浸けておかなかった場合ちょっと手間になります。
なので、私は
- 前日の夜にお米を水に浸けて冷蔵庫で保存→翌朝に炊く
- 朝にお米を水に浸けて冷蔵庫で保存→帰宅後に炊く
というように、前もってお米を水に浸ける作業をしています。
それでも忘れたときは、5分ほど水に浸けて炊いちゃいますw
だからといって、ボソボソのごはんになるかというとそうでもなく、
家族に「ごはんなんか変だね」と言われることもなく
普通にごはんが炊けてます。
ふっくら感は浸水をしっかりしてるご飯の比べて劣るかもしれませんが。
浸水時間は慣れれば上手く先回りしてできるようになると思いますが、忘れてしまって浸水する時間がないというときも、炊いちゃえばいいんです。
そこは、臨機応変におおらかに。
水の量と時間・火加減さえしっかり行えば、失敗もありませんよ~!
2.タイマー機能がない
朝起きたらご飯が炊けてる状態
帰ってきたらご飯が炊けてる状態
これを望むならば、タイマー機能がない点は大きなデメリットになるかもしれません。
ただ、水に予め浸けておいたならば、炊き上がるまでの時間はおよそ20分程度。
【20分で何ができる?】ご飯が炊けるまでにできること
- お味噌汁やおかずをつくる
- 顔を洗って身支度をする
- 子供の着替えを手伝う
- 掃除機をかける
- トイレ掃除をする
- 洗濯物を回す
- お風呂を洗う
こんな感じでしょうか。
もちろん経過時間を確認しながらですが(ストップウォッチ推奨)
20分あればなにかしらの家事は済ませることができそうです。
上手く時間やりくりしてみると、タイマー機能を使わなくても平気かも~と思えるかしれません。
3.保温機能がない
これは、私の中では一番のデメリットです。
なぜかというと、我が家は旦那の帰りが遅く、旦那のご飯を準備するときにはもうご飯は冷めてしまっているからです。
炊飯器を使っていた時は、旦那が帰宅するまでは保温機能で温かくしていましたが今はそれができないので
電子レンジでチンしてだします。これがちょっと手間だなぁと、保温機能と比べると思ってしまいます。
炊飯器を断捨離!余ったご飯はどう保存する?
炊飯器を使っていたころは、余ったご飯はタッパに入れて冷凍庫に保管していました。
今もたくさんご飯が余ったときは冷凍します。
でも、夜遅くに帰宅した旦那用にご飯をとっておくとき、
翌朝分も食べる前提で多めに炊いたとき
鍋にそのままご飯を入れて保管していると鍋がいつまでも洗えないし、夏場は特に衛生面で気になる・・・。
冷蔵庫に鍋ごと入れておくと、鍋にお米がくっついて大変。
かといって冷凍するまででもない。
そこで便利なのが「おひつ」です。
ご飯がごびりつきにくく、おひつに入れたまま電子レンジが使えるものが売られています。
電子レンジでチンして、おひつのまま食卓においてセルフでとりわけてもらうのもありですよね。
「お手伝いおねがい~」といって子供たちに任せるのもいいですね!
そんなわけで、炊飯器のない暮らしを始めるならば、おひつを用意しておくと快適さが増します。
我が家は、ご飯を炊き終えたらご飯を全部おひつに移動させちゃいます。
そして、好きなだけご飯を盛ってもらい、余ったご飯は冷蔵庫に保存。
旦那が帰宅したら食べる分を茶碗に盛り、電子レンジでチンして温かいご飯をだします。
おすすめの【おひつ】電子レンジが使えるセラミック製を選ぶべし
セラミック製のおひつは、ご飯の余分な水分を吸収し、その水分でごはんの乾燥を防ぎます。
そのため、電子レンジでチンしたときは、炊き立てのようにふっくら美味しい!
断然セラミック製おひつがオススメです。
なおかつ、冷蔵庫や食卓テーブルに置いても見栄えがいいシンプルなデザインのおひつをご紹介しました。
くわしくはこちらを。

冷蔵庫に入れても、食卓テーブルに置いてもシンプルで見栄えがよいデザインがオススメです!
鍋でご飯を炊く方法。ふっくら美味しく炊くコツは?
まず、鍋でご飯を炊く場合、鍋の種類は問いません。テフロン、アルミ、ステンレス、ホーローどれでも炊くことができます。
ご飯を炊く用として土鍋や炊飯専用の鍋などもいろいろと売られていますが、ご飯専用の鍋だと使いまわしがきかずもったいない気がしてしまうので、
我が家は料理やお味噌汁など普段から使う鍋を使ってご飯を炊いてます。
それでも十分美味しいご飯が炊けるので大満足。
まずは台所にあるお手持ちのお鍋で、ご飯を炊いてみてください。
鍋でご飯を炊く方法
【材料:4人分】
お米 2合
お水 2カップと1/4カップ(450ml)



【炊き方】
- お米を洗い、たっぷりの水に30分~浸けておく。※冬場は1時間が好ましい
- ザルで水気を切り、鍋に投入。水を加えたら蓋をして中火にかけます。
- 沸騰したら、少しだけ蓋を開けてすき間を作り、13分弱火で加熱します。
- 火を止め、蓋をきっちり閉めて5~10分蒸らして完成。
難しいことはありませんが、美味しくふっくらとご飯を炊くコツは、
- 浸水させてお米に吸水させる時間をしっかりとる
- 浄水器など美味しいお水を使う(美味しいお水で炊けばやっぱりご飯も美味しい!)
- 蒸らした後は、ふたを開け蒸気を逃がしてしゃもじでほぐす(ずっと蒸したままだと水っぽくなりすぎてしまいます)
ご飯を炊くのに時間を守ることはとっても大切なので、火を弱めてからの13分間はいつもタイマーでセットしておきます。
タイマーでセットしておけば、忘れることはないですし、ほかの作業もはかどりますよ~。
このキッチンタイマーは、2つの時間をタイムで計れて便利です!
(ご飯を炊きながら、トウモロコシや卵を時間を計って茹でるときなど)
炊飯器を断捨離して得た、心地よい暮らし
↑壊れた炊飯器を粗大ごみで捨てようと物置においていたので、若干ほこりかぶってます…w
断捨離やミニマリストという言葉が流行り、炊飯器を待たない暮らしをする人を時々SNSなどでお見かけします。
「炊飯器を持たない暮らしがある」ということを以前、本で読んだ時には、
これは不便そうだなぁと思っていました。
けれど、炊飯器が壊れたことをきっかけにチャレンジしてみた「炊飯器のない暮らし」は、
思った以上に不便じゃなくて
思った以上に快適でした。
炊飯器は生活の必需品だと頭にあった固定概念が壊れ、
この3か月間、炊飯器が欲しいという執着も一切湧き出ません。
おそらく今後は、炊飯器がない暮らしが我が家のスタンダードな暮らしになっていくでしょう。
「当たり前と思っていたものを手放してみる」
それは、新しい発見に出会えるチャンスかも。
炊飯器を手放して暮らしがより心地よくなった今、そう強く感じます。
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