塩麹は、以前ブームになって知っている方も多いと思います。
今ではスーパーで塩麹が売られていたりもしますよね。
そんな中、醤油麹もじわじわっと水面下で広がりつつあるんですよ。
自然食などにこだわりがある方は、自家製醤油麹を作っているとう人も多いのでは?
「体にいい食べ物を摂りたい」という方がこぞって常備するその理由は、醤油麹のポテンシャルの高さにあります。
一体、醤油麹にどんな効果があって、
醤油麹のなにが魅力なのかを書いていきたいと思います。
とりあえず先走って言っちゃいますが
\醤油麹は今すぐ作って常備するべき!/
だって、体にいいとかいう前に、とっても美味しいんですから。
早く作りたい~!という方はこちらへどうぞ☆
醤油麹(しょうゆこうじ)ってそもそもなに?
醤油麹(しょうゆこうじ):醤油に米麹だけを漬け込んで1週間熟成・発酵させた発酵食品。
醤油と米麹という発酵食どうしを組み合わせたものが醤油麹ということは、
Wの発酵パワーを兼ね備えているという・・・スーパー発酵食品なんです。
スーパー発酵食品といえる醤油麹を作るならば、醤油もきちんとしっかり長期熟成された本物を使いましょう!(原料が大豆と小麦、塩のみのもの)市販のいろいろな調味料が添加されているなんちゃって醤油では、スーパー発酵食品の力を発揮できません。
塩麹と醤油麹、何が違うの?
塩麹は、米麹と塩を合わせて作るので材料がそもそも違うのですが、味の特徴が異なります。
使い方でいうと、食卓において使う「醤油」のように、料理に気軽に使いやすいのは醤油麹です。(びっくりするほどなんでも合いますよ~)
■醤油麹と塩麹の違い
醤油麹 | 塩麹 | |
原料 | 醤油、米麹 | 塩、米麹、水 |
出来るまでの日数 | 1週間 | 1週間 |
味 |
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使い道 |
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塩麹は、食材にそのままかけて使うというよりは、お肉を柔らかくするために漬け込んだり、塩味を付けるときに調味料として使用する場合が多いですが、
醤油麹は、食材にそのままかけたり、出来上がった料理にかけたり、
食卓で使う調味料として活躍してくれます。(お醤油もそうですよね。お醤油代わりに使えます)
醤油麹は塩麹と比べてうま味成分が10倍強い
塩麹も醤油麹も含まれる酵素の働きで食材の成分を分解し、深いコクのあるうま味を引き出すという大きな特徴は共通としてありますが、
醤油麹の場合、うま味成分が塩麹の10倍強く感じられるため、料理にタラりとかけるだけで料理の美味しさを引き出してくれる万能長調味料なんです。
醤油麹は栄養が豊富?体にいいといわれる理由。
1.30種類以上もの酵素を含む
発酵食である醤油麹。
発酵を促す微生物が、醤油麹の発酵過程でどんどん増えていきます。結果、微生物がもっている酵素の数もどんどん増えるんですね。
発酵食品=酵素たっぷり なんです。
この酵素の力で、醤油麹に含まれる栄養成分を細かく分解します。
この働きが、よく言われる〝漬け込んだお肉を柔らかくする”効果につながります。(これは塩麹も同じくです)
酵素は消化を助けてくれると言われるのも、食材の栄養分を分解して吸収されやすくしてくれるからなんですね。
また、成分が細かく分解されることで、あの独特で複雑なうま味が出来上がりますし、掛け合わせた食材のうま味をぐっと引き出してくれます。
醤油麹は、醤油と米麹というWの発酵食を掛け合わせた調味料なので、人間が必要不可欠としている酵素をたっぷり摂取するにはもってこいなのです。
酵素って?
酵素は人が生きていくうえで必要不可欠で、体のあらゆる代謝・働きに関与しています。体内にも酵素が存在しますが、加齢によって減りますし、食べ物で酵素を取らなければ、体内の酵素がどんどん使われるので減ってしまいます。
健康で強い体作り、正常な代謝機能のためにも、酵素を食べ物から補うことはとても大切なのです。
2.ビタミンB群が体内で作られる
麹菌は、ビタミンB1やB6、ナイアシン、ビオチン、パントテン酸などのビタミンB群を生成します。
これらは、エネルギーの代謝に深く関わってくるもので、疲労回復や肌や髪の健康維持、血行をよくする、免疫力の向上、ストレスの軽減…など、元気に生活するために必要な栄養分となります。
これらを積極的に摂れるのは、醤油麹の大きなメリットといえるでしょう。
3.乳酸菌が腸内で増殖する
発酵食品には乳酸菌が含まれています。
乳酸菌は、腸内で善玉菌をどんど元気にしてくれて、どんどん増やしてくれます。
外食続きで肉や油ものを過剰に摂取する食生活では悪玉菌が増えてしまいますが、
善玉菌を優勢にした腸内環境は、免疫力のあるつよい体のためにはとても重要です。
乳酸菌を日ごろから醤油麹で摂取することで、善玉菌を増やし、腸内環境が改善される効果が期待できます。
醤油麹の効果と効能は?
醤油麹には、上記で書いたように健康な体作りに欠かせない栄養成分がぎっしり詰まっています。
その結果以下のような効果が期待できるといわれています。
【からだへの効果】
- 免疫力の強化
- 肌トラブルの改善
- 肌の老化を防ぐ
- 健康な髪づくり
- 便秘解消
- ストレスの軽減
- 動脈硬化予防
- 高血圧予防
- アレルギー症状の改善
【調理の効果】
- 食材のうま味を引き出す
- 肉を柔らかくする
- 減塩(醤油よりも少ない量で味がつく)
これは、冷蔵庫に常備しないともったいない!と思うでしょう?
なによりもうれしいのが、こんないいパフォーマンスをしてくれるのに、超簡単に作れてなおかつ美味しいということ。
作らない手はありません。
醤油麹の作り方と賞味期限
醤油麹の作り方はこちらをご覧ください。(作り方ともいえないほど簡単です)
醤油麹は、塩分が含まれているため比較的長持ちしますが、冷蔵庫保存で約3か月を目安に使い切りましょう!
無農薬の大豆や麹を販売する味噌屋さんマルカワ味噌のオーナーがおっしゃってるので間違いないでしょう。
より美味しいうちに食べきるのであれば、1か月ほどで食べきるのがベストです。
醤油麹の使い方
醤油麹の使い方は、とても簡単です。
あまり難しく考えず
\醤油の代用品/
と考えると、いろいろと使い道が思い浮かぶでしょう?
注意点としては、醤油麹は醤油よりも味がしっかり付いているということです。
醤油を使う感覚で使うとしょっぱい!!となるので、気を付けてくださいね。
オススメの醤油麹の使い方は次の通りです。
お肉や魚の下味をつける
酵素の力でお肉や魚を柔らかくしてくれるだけでなく、下味もしっかりつけてくれて一石二鳥です。
鶏モモ肉やブリの唐揚げはとっても美味しくできました。
ちょっと味が足りなければ、仕上げに醤油麹をかけてもいいですよね。
お刺身や野菜のつけダレとして
これも超絶おすすめです。
なにより手軽なのに美味しさが増すのがうれしい。
お刺身はもちろん、野菜のなかでオススメは断然アボガドです。
もうめちゃくちゃおいしいのなんの。 我が家の3歳児もこの食べ方にはまってます。
手作りドレッシングに
うま味が凝縮した醤油麹でドレッシングを作れば、コクのある美味しいドレッシングができちゃいます。自家製のドレッシング、タレ作りにも最適です。
炒め物・煮物の味付けに
醤油で味付けするところを、醤油麹に変えるだけです。
醤油麹は醤油を使うときよりも少なめでOKです。うま味成分が強いので、食材のうま味が引き立ちます。
チャーハンや野菜と豚肉の炒め物など、香ばしさをつけたときも醤油麹はピッタり!
酵素をとる!という目的で使用するならば、酵素は48度以上で死滅するので加熱調理はせずに使ったほうがベスト♪
醤油麹のまとめ
醤油麹の底抜けの魅力に、すっかりはまってしまった私は、毎日のように醤油麹に助けられています!
スーパーなどでは、様々なパウダー状の素、出来合あいソース、タレが売られていますが、原料を見るともう添加物のオンパレード。
化学調味料の力は圧倒的なので、本来の食材のもつうま味、おいしさを消してしまう気がしてなりません。
子供が、市販のタレやソースをかけるとたくさん食べる、お皿に残ったソースを飲む、なんてことはありません?
(我が家の子供はありました^^;)
作ったおかずも、そのタレありき…みたいな状態。
そんな時は、醤油麹で手作りドレッシングを作っちゃうのもアリかも!?
自分が作った料理にプラスα、醤油麹を仕上げにかけることでさらに美味しくなって子供たちがモリモリ食べてくれた!ってすごく嬉しいですし、作り甲斐がありますよ~^^
醤油麹はめちゃくちゃ簡単にできちゃうので、気軽な気持ちでトライしてみてくださいね~^^
↓作り方はこちらに書いてます☆
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