子供の虫よけ対策
私が住んでいる地域では、ようやく気温が上がり始めたものの湿気がすごくて、蚊がかなり発生しています。
子供たちは体温が高いので、大人以上に刺されやすく、家の周りで遊ぶにも虫よけスプレーは欠かせません!
虫よけスプレーといっても、薬局にいけば色んな種類が売られていて、小さな子供にとってどれが安全なのか。
化学物質など悪いもの入ってるんじゃないかとか。
商品がありすぎて迷ってしまいますよね。
今回は、子供に安心して使える虫よけの選び方とおすすめの虫よけを7つご紹介していきます。
- 子供にどの虫よけを買えばいいかわからない
- 手作りのアロマスプレーの効果が知りたい
- 安全な虫よけの選び方が知りたい
目次で読む
手作りアロマスプレーの虫よけは効果があるか?

まず、私が実際に作った経験のある手作りアロマスプレーの効果についても触れていきます。
手作りのアロマスプレーを作ろうかな?と興味のあるママさんも多いと思います。
でも、効果はどうなんだろう?
結論から言うと、
効果はかなり弱かったです。
そのため今は市販の肌に優しい虫よけスプレーに頼りっぱなし。
とはいえ
アロマスプレーを全面的に否定しているわけではありません。
私が手作りアロマの虫よけスプレーを使用した場所が真夏の山の中で、たくましい蚊がウヨウヨいるような場所だったからです。
虫よけをこまめにスプレーしながら外でBBQしたり遊んだりとアクティブに過ごした結果
フツーに刺されまくりました。
特に、私は尋常じゃなく30か所以上も!
兄さんは、10か所くらい刺されたところで、友人の持っている市販の虫よけスプレーを貸してもらいました(涙)
アウトドア派な我が家にとって、手作りアロマスプレーの限界を悟った瞬間です。
あとはコスパの問題。
精油やエタノール、遮光のビンなどの材料を揃える費用を考えると、効果のある市販の虫よけスプレー1個買ったほうがお得!と思っちゃいました。
【子供の虫よけ】選ぶ時の3つのポイント

市販の虫よけって何を基準に選べばいいのでしょう。
たしかに、手作りの虫よけスプレーを作ったときは怪しい物質など使っていないので、安心感がありましたが、
市販の虫よけスプレーは、
どれが赤ちゃん・子供に安全か?
どれが肌に優しいのか?
効果はちゃんとあるのか?
商品もいろいろありすぎて、すごく迷います。
なので、まずこの3つをチェックポイントとして覚えておきましょう。
1.主成分にディートを含まないものを選ぶ
ディートは1946年、第二次世界大戦でアメリカ軍がマラリアやデング熱などの蚊のウィルスから身を守るために開発された化学物質です。
このディートを主成分とする虫よけスプレーは、神経毒の危険性があるといわれていますが、日本ではディートによる副作用や被害の報告は一度もありません。
ですが、アメリカ疾病予防センターではディートの使用上の注意として以下を推奨しています。(一部抜粋)
- 乳児は、大人の手のひらで薄く延ばし、これを塗る。
- 長時間塗ったままにしない。子供で約4時間、大人で約8時間程度を目安とする。
- 帰宅後は速やかに石鹸などで洗い落とす。
これを読む限り、乳幼児に対して直にディート系の虫よけスプレーを使うことは、副作用がでないとしても、刺激が強そうです。
また、日本ではこのディート系の虫よけに使用制限を設けています。
- 生後6か月未満の赤ちゃんの使用は禁止
- 2歳未満は1日1回
- 2歳以上~12歳未満は1日2~3回
この制限通りに使うとなると、こまめに虫よけスプレーをかけることはできませんし、小さな子供にとって使い勝手が悪いかもしれません。
また、商品によってディートの濃度が異なります。
ディートの濃度が30%と記載されているものは、日本が許可している最大濃度となり、成分が強力なため大人以外は避けるべきでしょう。
行く場所によってはディート系を使うという選択も

海外ではデング熱など蚊による感染症の流行があります。
また、日本でも南の地域では日本脳炎などの発症リスクもないとはいいきれません。
そういったリスクの高い地域で、ましてや山や川など蚊が多い場所へ行くときはディート系の虫よけを使うのもありだと思っています。
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2.主成分がイカリジンのものを選ぶ
1980年にドイツで開発され、日本では2015年に虫よけとして認可された比較的新しい虫よけ成分です。
- ディートのように子供の使用制限がなく小さい子供から使える
- ディートと同等の虫よけ効果を発揮(ディート濃度10%=イカリジン濃度5%)する
という特徴があり、ディートよりも安全性が高いうえに、虫よけ効果も高いことから注目されている成分です。
ディートとイカリジン、子供の虫よけにどっちを選ぶ?と考える余地なく
断然イカリジンを選びますよね。
ディートと比較して、イカリジンが劣る点といえば、虫よけ効果のある虫の種類が限られるという点です。
虫よけ効果のある対象 | |
【ディート】 | 蚊、ブヨ、アブ、マダニ、山ヒル、サシバエ、ノミ、ツツガムシ、イエダニ、南京虫 |
【イカリジン】 | 蚊、ブヨ、アブ、マダニ |
山奥やアジアなど海外へ行く場合は、ディート系の虫よけのほうが安心ですが、日本で日常的に使うならイカリジンで十分かと思います。
3.天然由来成分アロマのものを選ぶ
今では様々なアロマ由来の虫よけが市販で購入することができます。
手作りアロマオイルの虫よけスプレーは、あまり効果を実感できませんでしたが、
手作りよりも、様々な種類のアロマをブレンドさせている分、虫よけ効果は期待できます。
ただ、ディートやイカリジンと比べて、虫よけ効果は低いです。
また、効果の持続時間が短いので、こまめに使う必要があります。
赤ちゃんから使えて肌に優しい。おすすめ虫よけスプレー5選【2019年】
- ディートフリーのイカリジン主成分のもの
- 天然由来のアロマが主成分のもの
この2点のおすすめ虫よけをここでは紹介していきます。
1.虫よけキンチョールDF。ディートフリー・パウダーフリー・無香料
- 主成分:イカリジン
- 無香料
- パウダーフリー
- 効き目:約6時間
パウダーフリーなので、肌が弱くて直にスプレーできない場合は服にスプレーすることもできて便利です。(服が白くならない)
無香料ですが、実際に使ってみると香りを感じますw
ただ、スプレータイプなので赤ちゃんや1~2歳の小さな子供は吸い込んでしまう恐れもあるので注意が必要です。
2.フマキラー 天使のスキンベーププレミアム 虫よけスプレー ミストタイプ
- ディート不使用
- イカリジン15%配合
- ミストタイプ
- 効き目:約6~8時間効果が持続
ミストタイプなので、スプレーで噴射するよりも範囲が広くなく、誤って吸い込むこともあまりありません。
また、首周りにつけてあげる場合も、ミストタイプなら手につけてから塗ってあげられるので使い勝手がよいです。
3.プレシャワーDFジェル。お肌の虫よけ
- ディート不使用
- 主成分:イカリジン
- 無香料
- ジェルタイプ
- 効き目:約6時間持続
- 無着色、防腐剤・界面活性剤無添加
低刺激で、ジェル状の塗るタイプの虫よけです。
スプレーのように広範囲に噴射せず、誤って吸い込むこともないので、小さな赤ちゃんにも使いやすいのがジェルタイプ。
日焼け止め感覚で塗ってあげやすいおすすめの虫よけです。
4.安心安全アロマ虫よけスプレー
- ディート不使用
- イカリジン不使用
- アロマ使用(シトロネラ、ペパーミント、レモングラス、ゼラニウム)
- ミストタイプ
- 効き目:約1~2時間効果持続
アロマの虫よけは、効き目が短いです。
そのためこまめに使用しましょう。
また、アロマによってはアレルギー反応がでる場合もあるので、少量を肌につけて事前に確認すると安心です。
5.お肌のナチュラルガード
- ディート・イカリジン不使用
- 合成保存料・合成香料不使用
- 100%天然成分
- アロマ使用(シトロネ,ティートゥリー,ペパーミン,ラベンダー,レモングラス,レモンユーカリ)
- 1回につき約3時間効果持続
- 生後6か月から使用可
久米島の海洋深層水をベースに月桃の蒸留水を配合しており、肌の乾燥も整えてくれる優しい成分配合です。
生後6か月から使用できると、きちんと商品に記載があるので赤ちゃんにも安心して使えます。
6.アウトドアアロマオイルスプレー
- ディート不使用
- イカリジン不使用
- エタノール(アルコール)フリー
- 100%天然成分
- アロマ使用(シトロネラ、レモングラス、ラベンダー、ローズゼラニウム、ユーカリラジアータ)
エタノールも使用していない、というのが他のアロマ虫よけと異なるポイントです。
エタノールは酸素と反応すると、アセトアルデヒドという蚊が好む成分を作られてしまいます。
エタノールを使用していない分、よりアロマの効果発揮してくれそうです。
7.新生児から使えて日焼け止め効果も。1本2役のアロマベビー

- ディート不使用
- イカリジン不使用
- アルコール不使用
- 100%天然成分
- アロマ使用(レモングラス・ローズマリー)
- UV効果あり(SPF+15)
- 合成紫外線吸収剤不使用
- 国産
- 新生児から使用可
オーガニック認証団体の世界基準と言われている「エコサート認証」取得済み。
国際的なオーガニック基準を満たした虫よけスプレーです。
なにより、新生児から使用できるというのも安心ポイント。
上に兄弟がいると、生まれて数か月で外遊びへ連れ出すこともあると思います。
そんなときに心強い虫よけスプレーです。

子供の虫よけ対策。まとめ

イカリジン使用の虫よけは、薬局などでも買うことができます。
アロマの虫よけは、売られている場所が限られているため、ネットで購入が確実です。
イカリジンとアロマの虫よけ、どっちにしよう?と迷う方は以下を参考にしてくださいね。
- イカリジン成分の虫よけ→アウトドア派で自然の多い場所へよく行くファミリーにオススメ
- アロマ成分の虫よけ→近所の公園や、街中のおでかけ、あまり自然の多い場所へ行かないファミリーにオススメ
蚊とは言えども、小さな子供は赤くはれやすく、掻きすぎてしまいとびひになる恐れもあります。
低刺激、無添加にこだわりすぎがアダとなることも・・。
家族それぞれのライフスタイルに合った虫よけ対策をすることが何より重要です。
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