日本地図の大きなポスターをリビング隣の子供の遊び部屋に貼っています。
この日本地図、ただ貼るだけではもったいない。
いつも目に入る場所に貼って、とことん活用しましょう!
小さな子供にとって最高の知育ツールになります。
ここでは、日常生活の中で自然と日本地図の学習につながるオススメの活用方法をご紹介していきます。
- 自然と子供の学びにつながる取り組みをしたい
- 幼児に対して、日本地図をどう活用すべきか悩んでいる
- 日本地図を貼ったものの、子供が興味を示さない
日本地図は幼児から知育・学びにつながる。日常生活の中でとことん活用しよう!
4歳の子供に、「今度東京へ遊びに行くよ」
と会話だけで伝えたとき。
子供は「東京」という言葉のまま受け止めますが、いまいちピンとこないかもしれません。
一方で、
地図を指さしながら「今度東京へ遊びに行くよ」と伝えたならば、
子供は、東京という場所を目で確認することができ、自分の住んでいる場所から遠いのか近いのか。上にあるのか下にあるのか。右か左か。
そんなことまでイメージを膨らますことができます。
子供自身が自分の目で見て膨らます想像力は、言葉だけのときよりもずっと深いもので、心に残ります。
テレビや絵本、普段の会話の中でもよく耳にする日本の様々な場所がひと目でわかる日本地図は、子供にとっても身近な存在であり、最高の知育ツールなのです。
実際、我が家の5歳の長男は、なにかあればすぐ日本地図をチェックする習慣が身に付きました。
県名をすべて覚えたということはありませんが、
よく耳にする東京や、自分が住んでいる隣の県名は、位置関係と合わせて理解している様子。
小学校に入る前の幼児期でも全然難しいことはないようです。
3歳から始めよう!日本地図で子供のワクワクを満たす5つの活用法
文字を少しずつ読めるようになったころから、日本地図の活用の幅はぐんと広がります。
なので、ここで紹介する活用法は3歳くらいから始めてみるのがおすすめです。
では、5つの活用法についてご紹介していきましょう!
1.日本地図の住んでいる場所に印をつけよう
まずは、いま住んでいる場所に印をつけます。
子供がお気に入りのシールを貼ってもいいですね。
我が家は、ちょうど兄さんがひらがなに興味をもちはじめた頃だったので、「おうち」と文字を書いて印としています。
「ボクは日本のここに住んでいるんだ!」という感覚を持つことで、そこの場所から日本地図を眺めることができるようになります。
また、日本という形があって、そこの上に自分たちがいるということもふんわ~りと理解していきます。
2.子供にとって身近な人たちが住んでいる場所を日本地図に書き込もう
子供にとって身近な存在である、おじいちゃんおばあちゃん、そしていとこなどが住む場所に
矢印をつけて、どんどん書き込んでいきましょう。
そんな会話をしながら、子供と一緒に場所を確認。
我が家は県外に親せきが多いほうなので、書き込みがいがありますw
書き込んである地図をみて「今度おじいちゃんとおばあちゃんのおうちまで、飛行機で行くよ」話すこともしばしば。
子供は、自分の親しい人が住んでいる場所には興味津々です。自然と、行ったことがない場所でも自然と県名などを覚えることができます。
県の名前は自然と覚えます。
それだけでなく、
お友達が引っ越してしまったときなども、この地図に書き込んでいき、子供が日本地図を通してなかなか会えない大切な人へ思いをよせることができる機会になればいいなと思っています。
3.旅行に行ったら日本地図に印をつけよう
行ったことがある場所には「ここに行ったよ!」と印になるシールを子供に貼ってもらいましょう。
(シールは、子供が選んだお気に入りを用意するとGOOD)
シールがあちこち増えたら、親もワクワクしますよ^^
「今度は、こっちの方に旅行に行きたいね」
そんな会話も生まれたり。
行った場所の名前を覚えるきっかけになるだけでなく、旅の思い出を日本地図にストックすることができるので
子供はふとしたときに眺めてみるようになります。
シールだけでなく、心に残った思い出を付箋に書いてピタッと貼っておくのもおすすめです。
「なつみかんのソフトクリームおいしかった!」
「海がきれいだったね」など短い文でOK。
その言葉で、旅の情景を思い返すことができます。
日本地図が、どんどん自分オリジナルの地図にしていく感覚でしょうか。
ワクワク、愛着が湧くような日本地図を作っていきましょう。
4.旅行に行く前に、場所の確認して付箋を貼っておこう
旅行やキャンプに行くと決まったら、子供たちと日本地図をみて場所を確認しています。
そして、付箋に「〇日にとまりにいく」「〇日にキャンプする」といった言葉を書いてピタッと貼っておきます。
そうすることで、住んでいる場所からどのくらい離れているのか?上に行くのか下に行くのかなど
お出かけする前から、子供は興味津々で地図を眺め、イメージを膨らませることができます。
こういうことを繰り返していくと、自然と子供は遠い・近いといった感覚もつかめるようになります。(ふんわりとしたものですが)
「この前行ったここよりも近いね!早くつくかな?」
といった具合です。
これは、子供自身が見通しをもって生活するうえでも、役立つ取り組みです。カレンダーと合わせて確認してもいいですね。
日本地図の横に、子供用のカレンダーを貼るのもおすすめです。
そうすると、カレンダーで自分の予定を確認しながら地図で場所もみることができるので、子供もより自分がいつ、どこへ行くのかについて理解を深めやすいようです。(これは、4~5歳さん向けです)
5.見聞きした県を日本地図で探してみよう
例えば、「北海道で雪が降りました」とテレビの天気予報で言っていたら、
子供と地図を見て、北海道はどこにあるのか?を確認します。
テレビで、海のきれいな沖縄県が出ていたら、
またまた子供と地図を見て、沖縄はどこにあるのか?を探します。
クイズにしてゲーム感覚で楽しむこともあります。
子供は、住む場所によって天気や景色が違うんだなぁということや、
もう一歩先にいくと「日本の上のほうは寒いんだなぁ」といったことも分かるようになってきます。
「ここに行ってみたい!!」という感情が湧くことも。
県の名前を覚えるだけでなく、まだ行ったことのない場所へ関心を持つことで、「もっと知りたい」という意欲を引き出すきっかけにもなります。
日本地図で実際に子供が得た「分かった!」という発見
日本地図をリビングに隣接している部屋に貼ることで、
我が家の子供たちは実際にこんな「分かった!」を得ることができました。
- 日本がどういう形をしているのかが分かる
- 「~ケン」という呼び名があることを分かる
- 住む場所によって名前が違うということが分かる
- 自分が住んでいる位置が分かる
- 他県に住む親しい人のい住む場所が分かる
- 今まで行ったことのある場所を振り返ることができる
- 行ったことのある場所の都道府県名を言えるようになる
- 旅行前から、行く場所の位置をイメージすることができる
- テレビや絵本などで聞いた場所を見つけて、覚えることができる
日本地図という媒体で可視化することにより、子供はぐんと理解のスピードを加速させ、想像力も膨らみます。
日本地図と共に暮らすことで、子供は自分なりに日本地図から得た学びを何かと結び付けたり、さらに違う発見をしたり・・・どんどん学びを大きくしていっているように感じます。
【幼児~低学年向け】日本地図ポスターのおすすめ
書き込んだり、付箋を貼ったりして活用したいので、ポスターの大きさは大きいものを選びましょう。
そして子供の目線と同じ高さに貼ってあげます。
大きいサイズで見やすいおすすめの地図を2つご紹介します。
1.色分けと大きな文字で分かりやすい日本地図
我が家で使っている日本地図です。
いいところは、
色分けされていているので、「〇〇県はどこだろ?」と子供が言ったときに
「ピンク色の場所にあるかも・・!?」と私がヒントを出しやすいところです。
また、ポスターが大きいサイズで文字も大きくフリガナもしっかりふってあるので読みやすいし、書き込みもしやすいです。
おまけ?として県ごとの特産品などがイラストと共にのっています。
そこで会話が広がることもありますし、小さな子供にとっても使いやすいポスターとなっています。
2.くもんの日本地図ポスター
くもんのポスターも大きいサイズで、使いやすいです。
余白もたっぷりあるので、書き込んだり、付箋を貼ったりと使いやすいそうです。
特産品も載っています。
しっかりした紙質ですが、価格が安く432円で購入できます。お値段を抑えたい方にもおすすめです。
日常生活に自然と学べる「知育」を散りばめたい
我が家の場合ですが、幼児のうちはのびのびととことん遊びに没頭してもらいたいと考えているので、通信教材などはまだひとつも経験がありません。
小学生になれば、いやでも宿題に取り組まなければならないし、平日は5時間目、6時間目までびっしりとお勉強する日々がやってきます。
「あいうえお」だって、小学1年生の授業で先生が書き順から丁寧に教えてくれるし、足し算も引き算も授業でやります。
早期教育で早め早めに先取りして学ぶことが子供にどれだけメリットになるのか。
「周りの子供たちがどんどんできているから、うちも早めに教えなくちゃ」
と、周りと比較して追いつくために取り組むことは、子供のためになるのか。と考えてしまいます。
私は、正直そこまでメリットになるとは考えておらず、
むしろ幼児期にとことん好きなことで夢中になって遊ぶという経験が、集中力をはぐくみ、
小学校に上がってから出会う新たな学びに対しても、新鮮な気持ちで好奇心を持って取り組むことができるようになると考えています。
この考えについては、この本にとても大きな影響を受けました。
子供は好奇心の塊で、「知りたい」「発見したい」という意欲満々なものです。
こちらから決まった教材を渡して日々子供がこなすのではなく、あくまで子供が主体的に生活上で気になることを、自然と学びにつなげる。
そんなものを、暮らしのあちこちに散りばめて、たくさんのことに触れてもらいたいなと思っています。
そして、そこで生まれるコミュニケーションも大切したいです。
そんなわけで、日本地図の取り組みをしてみました。
他にも、子供が見通しをもって日々の生活を楽しむことができるように
こんなカレンダーも作ってます。
https://fuuuko.com/educational-calendar
https://fuuuko.com/zibun-schedule
今でも、兄さんはこのカレンダーを毎日の日課のように取り組んでいます。(幼稚園の先生になっている気分で楽しいようですw)
まだしませんが、子供の様子をみてそのうち世界地図もどーんと貼りたいなぁと考え中です。
https://fuuuko.com/how-to-read-the-clock
\応援うれしいです!/
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