今の時代、スーパーでは様々な食品が溢れていますね。
パッケージの裏面を見れば、必要なのか?と思うほど添加物がたっぷりのものばかり。
例えば梅干し。
梅干しは昔から人々の健康を支えてきたと言われていますが、そんな梅干しも添加物で〝梅干しもどき”が作られていて、味は梅干しでも、中身はもはや本来の梅干しとはほど遠いものとなっています。
なんだかなぁ・・・。と、いう気持ちとともに、
あらゆるものが見境なく溢れる時代だからこそ、自分で選び判断する力、がとても大切だと改めて思います。(食以外でもいえることですが)
そして、その判断をする上で欠かせないのが、安心安全なものを選ぶための食の知識です。
結婚してから、家族の健康を考えるようになり、コツコツと私なりに勉強してきました。
すべてを無添加!オーガニック!というところまではできていませんが、食費と折り合いのつくところで食の安全性を重視した選び方をするように心がけています。
ここでは安心安全な食品を選ぶため、知っておきたいことアレコレ書きまとめていこうと思います。
第一弾は、スーパーの商品でもたまにみる、有機JASマークについてです*
有機JASマークってなに?
このマーク。目にしたことがある方も多いのでは?
これが、「有機JASマーク」です!
このマークはどんな食品についているのかというと、農林水産省のHPに以下のように記してあります。
有機JASマークは、太陽と雲と植物をイメージしたマークです。農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないで、自然界の力で生産された食品を表しており、農産物、加工食品、飼料及び畜産物に付けられています。
国際的に定められている食品の品質ガイドライン(コーデックス)に基づいて、国が定めた有機食品としての規格をクリアしており、第三者による検査を通過して認められた食品のみ認められたマークです。
生産者さんは、栽培や収穫の記録をつけて徹底した管理を行い、最低1年に1回は条件を守った生産方法を行っているかの調査を受ける必要があります。
また、この有機JASマークを受けていない農産物・農産加工食品は
「オーガニック」「有機」 という言葉をパッケージなどに表記することは法律で禁止されています。
(飼料や畜産物については、禁止されていません)
有機JASマークの認証を受けるための条件は?
有機JASマークは、有機農作物、有機畜産物、有機加工食品につけられるマークです。
この認定を受けるためには、細かな条件が定められていますが、大きいポイントは以下の通りです。
(引用元:農林水産省)
・ 堆肥等による土作りを行い、播種・植付け前2年以上及び栽培中は原則、化学的肥料・農薬は使用しない
・ 遺伝子組換え種苗は使用しない
・飼料は主に有機飼料を与える
・ 野外への放牧などストレスを与えずに飼育する
・ 抗生物質等を病気の予防目的で使用しない
・ 遺伝子組換え技術を使用しない
・化学的に合成された添加物や薬剤の使用は極力避け
る
・ 原材料は、水と食塩を除いて、95%以上が有機農
産物、有機畜産物又は有機加工食品であること
・ 薬剤により汚染されないよう管理された工場で製造
を行うこと
・ 遺伝子組換え技術を使用しない
遺伝子組み換え技術の使用がないのは、安心できるっ!!
ただ、有機加工食品の欄にある通り、添加物や薬剤の使用は極力避けるとのことで、一切添加物を使用していないというわけではありません。
許可されている添加物一覧をみると、その添加物は多い印象です。
より詳しい内容を知りたい方は、農林水産省のHPで確認すると細かな資料が掲載されているので、見てみてくださいね。
有機JASマーク=無農薬ではないよ。
有機JASマークで定められた条件を見ると、品質の安全性は高く、JASマーク認定を受けていない食品と比べて安心できる食品であるとは思います。
安全な食品を選ぶうえで、判断材料になるマークです。
ただ、使用できる農薬・添加物の定めもあり、有機JASマークがついているからといって無農薬・無添加というわけではないので誤解のないように~。
通常の強い農薬と比べて安全性が高い天然由来の農薬の使用は許可されています。病虫害の予防のためには、栽培過程で使用せざる負えない部分もあるようです。
もちろん、こだわりを持って一切農薬を使用せず無農薬野菜をつくる生産者さんもいますが、私たちが有機JASマークの商品を手にする際、細かな農薬使用についての情報まで得られないのが現状です。
有機JASマークがついていない有機野菜もある
有機JASマークを取得するためには、調査を受けたり生産管理や記録をつけたり、認証を受けるための費用もかかります。
そのため、あえてそこに経費をかけず、有機JASマークの認定を受けない生産者さんもいます。
私は、ときどき「道の駅」で無農薬の野菜を生産している農園から野菜を購入しますが、有機JASマークはついていません。
それでもれっきとした有機野菜なんです。
こんな風に有機JASマークがついていなくても、こだわりのある生産者さんから安心安全な野菜を手に入れることもできます。
- 売られている野菜がどこで、どのように育てられたのか?
という情報が明確になっていれば、安心して選ぶことができますよね。
大手スーパーではそれが難しいのが残念なところですが・・・。
私が時々利用している食材宅配「オイシックス」では、有機JASマーク認定のものも販売していますが、認定を受けていないけれど無農薬や減農薬で作っているこだわりの野菜も多く販売されています。
ここだと、ホームページ内でどのような栽培がされてどのくらい農薬を使用しているのかがわかるので、とても安心感があります。
まとめ
有機JASマークは、上記で書いたように様々な条件をクリアした食品のみ認証を受けているので、スーパーで一般的に並べられている野菜・食品に比べたら安全性については信頼がもてます。
なので、このマークが選ぶ判断基準になることもあると思います。
一般のものよりも少し割高なので、家計の食費と相談しながらうまくやりくりが必要だけれど。
(健康は未来への投資!と考えて、我が家は食の節約はほどほどにしています)
また、JASマークの有無に関わらず、自ら情報を得て、安心安全な食品を選ぶクセづけすることもとっても大切!
意識してお買い物をしていると、家族に食べさせたい~と思える安心安全な野菜や食品の発見にもつながります!^^
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