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ふーこ
このブログの運営者
5歳と7歳の子供と夫の4人家族。
ゆるーく無添加暮らしをしながら、手を抜くところは抜き、ストレスフリーに生きてます。
甘いものがやめられなかった『砂糖中毒症』の過去あり。お母さんが元気でいる大切さを痛感。今は健康そのものです!
無添加暮らしのあれこれ。子育てのこと。30代の美容までいろいろ書いてます。

ラップを使うときに注意したい3つのこと

サランラップの危険な使い方

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いまや生活の必需品としてどこの家庭にも置いてあるラップ。

我が家にもラップは置いてあります。
やっぱり、必要な時にあると便利ですよね。

だけど、その一方で

必要以上にラップばかりを使って、ごみを増やすというのはやだな、という気持ちと

何よりラップの使い方を誤ると体にも悪い気がしてやだな・・・

という気持ちもあります。

ラップがあまりにも身近にありすぎて、体に悪いとか環境に良くないとか、そんなこと考えたこともなかったけど。

こういうことって、テレビでは絶対に教えてくれないから(スポンサーがいるしね)、自分で情報をつかみにいくしかない。

ラップに限らずですが、口に入れるものに関しては特に、自ら情報を得て食べる食べないの選択・使う使わないの選択ができるようになっておきたいなぁと思います。

ということで、今回はラップの絶対に避けたい使い方について書いていきます~!

目次

スーパーで売っているラップの原料と特徴

市販のラップの原材料をみると、主に3種類に分かれます。

  • ポリ塩化ビニリデン
    特徴:酸素を通さず、密封力が強いにおいもしっかり閉じ込め密封してくれる。ラップ自体がヘナヘナとよれずにしっかりしているの、切れ味もよく、使い勝手は一番良い!価格は他の素材よりも高めです。
  • ポリ塩化ビニル《主に業務用なのでここでは書きません。》
    特徴:業務用のラップに多く見られる素材。スーパーで売られているお肉や魚にされているラップのことです。伸縮性が強いラップで器にぴっちりとりつくので、こちらも使用感は良いです。
  • ポリエチレン
    特徴:酸素を通し、通気性がある。そのため呼吸をする果物・野菜の保存に◎。密着力・耐久性はないが、添加物不使用で塩素系の原料から作られていないので、ダイオキシンの発生の心配がなく環境に優しく体への安全性も高い
    切れ味が悪く、器の密着性もあまりよろしくないというデメリットもあり、使用感でいうとポリ塩化~のラップと比べると劣ります。

ポリエチレンのラップは、何が無添加?

パッケージに無添加ラップと表示しているものもあるポリエチレン素材のラップ。
一体何が無添加なのか?
実は、ポリ塩化ビニリデンの原料をみると、【脂肪酸】と書いてあります。これらはピタッと吸着する使用感をだすための添加物です。

ポリエチレンは、このような添加物を使っていないため無添加のラップと言われています。

市販のラップは危険なの?

化学物質から作られているポリ塩化ビニリデン・ポリ塩化ビニルのラップは、乳がんの発生率が2倍になるとか、胎児へ悪影響を及ぼすなどといった情報がネットでも飛び交っています。

実際のところどうなのだろう・・ほんとにほんとかな?
疑問を解くべく、私なりに調べて考えてみました!

内閣府・食品安全委員会のラップから溶出する物質についての資料を読むと、このように書かれていました。

油性の強い食品(肉、魚、天ぷら、コロッケ等)を直接包んで電子レンジで加熱する場合、食品が高温になってPVDC(ポリ塩化ビニリデン)製ラップフィルムの耐熱温度である140℃を超えることがある。油性の強い食品を電子レンジで加熱する場合は、ラップフィルムで直接包まず、食品を深めの耐熱容器に入れ、ラップフィルムは食品に直接触れないように容器にかぶせて使用する。
PE(ポリエチレン)ラップフィルムの耐熱温度は110℃と低く、熱に弱いので
油性の強い食品を電子レンジで加熱する場合は、底の深い器に入れて食品にラップフィルムが直接触れないようにカバーとして使用する

つまり、ポリ塩化ビニリデン・ポリエチレン両者に言えることは、

油性の強い食品とラップは密着させてはNG。

ということ。

実際、パッケージにも記載があります。
★クレラップ
サランラップの原料
★ポリエチレンラップ
サランラップの原料

耐熱温度を超えると、ランプの成分が溶出する恐れがあるとのこと。

電子レンジを使う際、どこまで温度が上がるのか毎回計りようがないので、普段から(油性の食品に限らず)深めの器に入れてラップと密着しないようにしておおくのが一番安全です

これに気づかず、誤った使用をしてしまっている人も多くいるのではないでしょうか。

私もラップの危険性を知るまでは、肉まんとか、おにぎりとか(食いしん坊な10代のころ特に)加熱しすぎてしまった経験はたくさんあります・・・。

ラップの化学物質が食品に溶出するのか?

ラップの原料に含まれるノニルフェノールとう化学物質が食品に溶け出ているという記事を以前読んだことがあり、私も怪しんでいましが、内閣府・食品安全委員会の調査によると、以下の通りだそうです。

1999年に 塩化ビニル製ラップフィルムから接触した食品に溶出する化学物質として、界面活性剤が分解して生じるノニルフェノールが報告され問題となったことがあります。日本では、2000年以降、ノニルフェノール を含有しない製法に切り替えが進められ、2009年度に実施された厚生労働科学研究では、国内で入手した100検体すべてにおいてノニルフェノールの残存は認められなかったが、タイ国から入手したPVC製ラップフィルムから検出された。

ふーこ

1999年までは、溶出されてたってことですが・・現在のラップは大丈夫そうですね

日本では食品衛生法によってポリ塩化ビニリデン・ポリ塩化ビニル・ポリエチレンそれぞれに規格基準があってそれらに沿って作られています。

その範囲内であれば過剰な化学物質の混入はないとは思いますが、化学物質や添加物の溶出はゼロとは言えないようです。

参考:内閣府 食品安全委員『ラップフィルムから溶出する物質』

国際がん研究機関(IARC)では、

業務用のラップである塩化ビニルは、ヒトに対して発がん性があるグループ、家庭用のラップである塩化ビリニデンはヒトに対する発がん性について分類できないというグループに分類されているとのこと。

分類できないというのは、不確かだから発がん性があると言い切れないのか。証明されているのか・・・と捉え方に迷うところ。

ただ、上記の参考URLをみると、食品中にラップの成分が溶出されていることはあるのでしょう。(発がん性が認められていない物質も溶出が確認されています。)

体にいいものではない、体に悪いかわからない、そういった物質で作られたラップを使うのは心配だなぁ

というのが私の感想です。

乳がんが増えるや胎児に影響を及ぼす・・といった噂について根拠のある研究結果を示している文献等は見当たらなかったので、その真相はわかりません。

ただ、塩素系のラップは環境ホルモンを含んでいるため、それらが特に生殖機能に影響を及ぼすといった可能性はゼロではないと思っています。

選ぶなら安全で安いポリエチレンラップ

ポリエチレンラップはダイソーでも売っていて他素材のラップに比べ価格も安いです。

なぜ、ポリエチレンラップを選びたいかというと、やはり塩素系の化学物質由来の原料ではなく、添加物もない無添加ラップだからです。

塩素系のラップには柔軟剤や安定剤といった添加物が、使用感を向上させるために添加されており、それらが食品と密着することで成分が食品に移ってしまったら…と考えると心配ですし。

ポリエチレンの無添加ラップは器にくっつかなく使いづらい!というデメリットはありますが、個人的には全く気になっていません。

  • 食品を冷蔵庫に保存する→ポリ塩化ビニリデンのラップ
  • 温めやおにぎりなどの食品を包む→ポリエチレンのラップ

と使い分けしてもいいですね。(逆に面倒かもしれないけど…)

無添加ラップのポリエチレンも、油分の多く含む食品を包んでの電子レンジの使用はしないようにパッケージにかかれていますし、耐熱温度も110度前後とポリ塩化ビニリデンの140度と比べて低いので、

電子レンジを使う場合は、注意した方がいいですね。

ネットでもポリエチレンラップは買えます。ダイソーにもありますよ~!

この3つは絶対避けたい!ラップの使用法

  • 油分を含んだ食品をラップ(カレーとかマーボー豆腐、揚げ物等)
  • アツアツのおにぎりをラップで包
  • ラップに包んだ冷凍ご飯や冷凍お肉をそのまま電子レンジでチンor解凍

この3つ!はやりがちだけど、避けたい使用法です。

熱×ラップ×食材 という組み合わせは避けましょう。

特に、添加物入りのポリ塩化ビニリデン・ポリ塩化ビニル製のラップは、食品とはあまり接触しない状態で使用したいものです。

安全度の高いラップの使用方法

  • 油分の多い食品は深めの器に入れてラップをして温める。
  • おかず・ご飯を温める程度ならラップをせず温める。(汁ハネがない場合)
  • ラップで包んだ冷凍ご飯・お肉は、ラップを外して器にのせて解凍or温める。
  • 野菜の切り口のラップはポリエチレンラップを使う(通気性が◎)
  • 買ってきたお惣菜はラップのままではなく器に分けてから温める。

このように、ラップの素材を知ったうえで、安全性の高い状態で使用すれば安心です。

環境にも体にも優しい!繰り返し使えるミツロウラップがとっても便利

口に入れても安全な素材だけで作られたミツロウラップ。

最近は、このミツロウラップもポリエチレンラップと併せて使用しています。

繰り返し使えて、抗菌性や保存性、そして安全性が高いオーガニックな素材でできているため、食材の保存にピッタリ。(一部使用できない食材もあるけれど)

我が家の子どものおにぎりは、いつもこのミツロウラップで包んで持たせています♪
ミツロウラップとお弁当

ラップを使う機会もぐんっと減り、少しでもごみを減らしてスッキリさせてくれるので、我が家の台所のマストアイテムです。

詳しくはこちらに書いています~↓

ラップの安全性とはまた違う視点になりますが・・

子どもたちの健やかな成長を願って、せっせとごはん作りをする母心と同じくらい

子どもたちが住む未来の地球も美しく安全であってほしい、と願う母心もある。

まだまだだし、できていない部分もたくさんあるけれど、

たとえ小さなことだとしても、台所に立ってゴミを少しでも減らす工夫をして行けたらいいな、と。

私は私のできることを、地道に楽しみながら続けていきたいと思っています。

「主婦の方にミツロウラップを率先して使ってもらって、ゴミを減らす協力をしてもらいたいんですよ。」
と、ミツロウラップを売っていたおじいさんが言っていたけど、私はその考えに大賛成☆

今後も体にも環境にも優しいもの!を台所に積極的に取り込んでいきたいです。

ぜひぜひ、新たにラップを買う際は、ポイとカゴに入れる前にパッケージの注意書きや素材などをチェックしてみてくださいね。

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • 「サランラップ」というのが塩化ビニルのラップ全体のことと称してちょくちょく出てきていると読みましたが…
    サランラップというのは登録商標のある旭化成の商品名です。
    塩化ビニルのラップはクレラップやキッチニスタラップなどいろいろ種類があります。
    サランラップは危険と書くのは旭化成のラップをあまり良くなく書いている様に感じますが大丈夫でしょうか。

    • きみこさん

      ご指摘ありがとうございます。『ラップ』と表記すべきでしたね。
      確認不足でした。 訂正させて頂きました!

  • 内閣府の情報参考になりました!
    電子レンジに直接はよくやってしまっているのでこれから器に移してから温めようと思います!

    • しんやさん
      コメントありがとうございます! 私も、自分の食事では特にうっかりやってしまうこともあります^^;
      時間に余裕があるときは、器に移し替えるとやっぱり安心ですよね^^

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