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ふーこ
このブログの運営者
5歳と7歳の子供と夫の4人家族。
ゆるーく無添加暮らしをしながら、手を抜くところは抜き、ストレスフリーに生きてます。
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無添加暮らしのあれこれ。子育てのこと。30代の美容までいろいろ書いてます。

いちごと農薬。「とちおとめ」基準を超えた農薬検出問題から考えたいこと

いちご 農薬

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目次

いちご「とちおとめ」に基準値を上回る農薬が検出。

 

つい先日、栃木県が発表したこのニュース。

ご覧になった方も多いと思います。

日本経済新聞には下記の内容が記事として載っていました。

栃木県は24日、壬生町の農家が収穫したイチゴ「とちおとめ」から基準値を上回る農薬が検出されたと発表した。農薬散布の記録から4~22日に出荷した1100キログラム弱のイチゴが残留農薬を含むとみられる。イチゴは東京や千葉など4都県に出荷されていた。JAしもつけ(栃木市)が回収を進めており、約130キログラムを回収済みという。

15日にJAしもつけの集荷場から回収したイチゴを検査したところ、2種類の農薬を検出した。農家は殺虫剤のプロチオホスとフルフェノクスロンを使用期日や希釈率を誤って使用したという。プロチオホスは基準値の10倍だったが、県は健康に影響はないとしている。健康被害の報告も現時点ではないという。
引用元:日本経済新聞

1100Kg出荷して、130Kgしか収穫できていない・・ということは、すでに多くの人がこのイチゴを食べてしまってから発覚したということですよね。

基準値を超える農薬は、農家の方の誤った使用が原因だったようですが…出荷前に残留農薬の検査をしてないのかな。

と不安になるニュースでした。

ましてイチゴなんて大人以上に子供たちが多く食べているんじゃないかな。

基準値の10倍もの農薬が検出されたとしていますが、小さな体の子供たちにとってその10倍ってかなり大きいものじゃないかと思ってしまいます。

そもそも、
基準値内の農薬使用量のいちごだって、他の果物・野菜に比べたらトップの農薬量と言われており、リスクが指摘されています。

いちごの農薬の関係について、詳しくみていきたいと思います。

残留農薬ランキング第一位のいちご。農薬散布回数なんと50回以上。

いちご 農薬

日本で栽培されたいちごではありませんが、

アメリカで農薬の使用量が多い野菜・果物を毎年ランキングにして発表している環境保護団体によれば、3年連続でいちごが1位(2016~2018年)となっています。

    参考までに。2018年に発表されたランキングで2位以下は次の通りでした。

  • 2位 ほうれん草
  • 3位 ネクタリン
  • 4位 リンゴ
  • 5位 ブドウ
  • 6位 桃
  • 7位 サクランボ
  • 8位 梨
  • 9位 トマト
  • 10位 セロリ

果物が多くを占めていますね。

害虫の被害にあいやすい果物は基本農薬が野菜よりも多めだ、という認識は持っていていいかと思います。

また、合わせて驚きなのがいちご栽培時の農薬散布回数。

日本ではいちごになんと50回以上も農薬が散布されています。

残留農薬が多いといわれるりんごでさえ約36回。

これと比較すると、ずば抜けて散布回数が多いことがわかります。

なぜいちごは農薬使用量が多いのか

これには、3つの理由があります。

  1. 綺麗ないちごでなければ出荷できない
  2. ハウス栽培のため栽培期間が長い(その分農薬回数も増える)
  3. ハウス栽培は害虫が発生しやすい

もともとイチゴは鳥や害虫の被害を受けやすい作物です。

小さな果実が虫に食われてしまっては売り物にないため、生産者は細心の注意を払いながら栽培をしています。

また、日本のいちごの旬は本来は5月あたりですが、なぜか冬12月から売られている現状です。(いちご狩りも12月からスタートしている農園も多くあります。)

これは、クリスマスの商戦期に合わせてたくさん売りたい、という生産者の狙いもあります。

そのため、高温多湿な空間で季節問わず育てられるハウス栽培、という方法で作られているのです。

このハウス栽培をすることにより、

通常の栽培期間7か月→1年に伸び

さらに、ハウス栽培は害虫が多く発生しやすく、より害虫対策が必要となってきます。

そのため、農薬の使用量が極端に多くなってしまっているのです。

いちごの輸出が拒否される。日本の残留農薬基準は海外と比べて緩すぎる。

日本いちごの残留農薬基準は、台湾の農薬基準よりも高いため、輸出できないという問題に直面しているそうです。
(実際この問題について取り上げられている報道番組を見ました。)

(農薬基準値を示しイラストで提示)

イチゴの輸出量を増やしたいので、日本用・台湾用と分けていちごを栽培する必要があるといっていました。

ふーこ
待って待って。そんな分けるくらいなら、台湾基準に合わせて低農薬でいちごを育てほしいんですけど…

また、残留農薬で不合格となり輸出ができない国内産の農作物は他にも多くあるそうです。

例えば温州みかん。

こちらも柑橘類の残留農薬量がEUの基準を上回っているため認められず・・輸出の壁になっているそう。

海外では、残留農薬については厳しく規制している国が多い中、なぜ日本は農薬に対して規制が緩いのか・・。

  • 日本の湿気の多い気候により害虫が多い
  • きれいな見た目でないとスーパーに卸せない
  • 少ない人手で大量の生産をする

そんな背景もあるでしょう。

海外では形がいびつだったり、虫食いされた野菜も普通にスーパーに売ってたりしますが、国民性なのか日本は「美しい形」にこだわるため、不格好な農作物は販売する前に不良品としてはぶかれてしまいます。(不格好でもいいのに…と思いますが)

 

我が家の子供たちは果物が大好きです。
子供たちはみんな大好きですよね。

でも、だからこそ農薬の問題は他人事ではないし、軽視できないなと改めて感じます。

外食で「いちご」は避けたい。外食産業の裏事情

私は学生時代に飲食店で働いていたことがあります。

そこで野菜や果物の仕込みをする際、
手間を省いたり、傷みいやすくなるという理由から、
食材を洗わないで仕込むことが当たり前でした。

もちろん、農薬たっぷりのいちごもです。(アメリカ産のいちごなんて、時間がたってるのに赤くつやつや・・ある意味こわかったです。)

そんな裏事情を目にして、外食よりもやっぱりおうちのご飯が安心安全なんだと、学生ながら悟った記憶があります。

いちごパフェとか、パンケーキとか・・みんなが惹かれる鉄板スウィーツですが、

きちんと洗われずに農薬がたっぷりついたいちごを食べる気にはあまりなれません・・。

と同時に、子供にも外食でいちごはあまり食べさせたくないなぁという思いから(本人に気づかれぬよう)できるだけ避けています。

赤ちゃん、小さな子供への農薬の影響は?いちごを食べさせても大丈夫?

いちご 農薬

まず、大前提として幼い子供への農薬の影響は大人以上にリスクが高いです。

そのため、農薬を落とすなどの下処理をしていないいちごを子供に食べさせるのは、その年齢が小さければ小さいほど、できるだけ控えたほうがいいと思います。

農薬の子供への影響はこちらに書いています。

https://fuuuko.com/pesticides%e2%80%90children

体の小さな子供は、より

ダイレクトに農薬の毒性を受けやすく

解毒作用も未発達のため体内に蓄積されてしまいます。

農薬のもつ神経毒がとりわけ子供の脳へ悪影響を及ぼすとし、

発達障害や白血病・がんなどの要因になるともいわれています。

子供が大好きないちごに限って、農薬がこん使われているななにんて・・・。

とやるせない気持ちになりますが(悲)

いちごが大好きなお子さんも多いと思います。

そんな時は、食べる前に農薬を落とす方法がオススメです。

いちごは食べる前に農薬を落とすが鉄則!家庭でできる農薬を落とす方法

いちご 農薬

真っ赤でツヤツヤないちご。

甘くて美味しいけど、そのまま食べては表面にたっぷり散布された農薬も一緒に体内へいくことに・・。

そう思うと、子供に食べさせるのも躊躇ってしまいますよね。

では、いちごを食べるときに一体どんな処理をしたら付着した農薬を落として安心して食べられるのしょう。

家庭でできる農薬を減らす方法は3つあります。

1.農薬を落とす専用洗剤で洗う

ベジセーフ(400mL)ほたて貝の野菜洗い(100g)を振りかけて水洗いすると、黄色い油のような残留農薬が溶け出してきます。

これを見ると、もう使わずにはいられなくなるんですよね。

お家にひとつ置いておけば、他の食材も洗えます。

野菜や果物の表面についた農薬をできる限り落として食卓にだしたいので、今では手放せないほど愛用しています。

2.重曹で洗う

弱アルカリ性である重曹は、酸性の農薬と合わさることで中和され農薬を落としてくれます。

いちご1パック分洗うとすれば、ボウルや桶に水をはり、小さじ1程度重曹を振り入れて軽く洗えばOK!と重曹で落とす方法も簡単です。

3.この際、無農薬・低農薬のイチゴを買う

\イチゴは特別なときだけ食べよう!/

という位置づけにして、
食べるときは無農薬・低農薬のイチゴを買う、と割り切って考えしまうのもいいと思います。

イチゴが大好物であれば、なかなか難しい試練かもしれませんが・・

ただ、無農薬のイチゴの栽培は非常に難しく手間もかかるため、なかなか購入する場所がないというのが難点。

オイシックスなどの食材宅配では低農薬のイチゴを扱っているので、そういった場所で購入するのもひとつです。

我が家の子供たちは果物が大好きなので、何かしら旬の果物は朝の食卓に出すことが頻繁にありますが、防カビ剤の危険がある外国産の柑橘類、農薬トップのイチゴをスーパーで買うことはありません。

わざわざ農薬トップの果物を選ぶ必要はないな、という判断でイチゴを選ばず別な果物を買います。

(時々ばぁばがお土産で買ってきてくれたりしますが、頻繁にあることでないですし、子供にに頂き物は感謝して美味しく食べてほしいので、敬遠することなく美味しく頂いています。)

でも、イチゴが大好物な子供だったら・・・悩ましいところ。

好きなものは、たくさん食べさせたいですしね。

やっぱりそうなったら、農薬を落とす洗剤が有力候補でしょうか。

イチゴが大好きなお子さんにオススメの冷凍いちごです。

ヨーグルトと合わせてミキサーにかけてドリンクにしてもおいしいし、ちょこっとはちみつと煮詰めてパンケーキにトッピングしたり、ヨーグルトにのせて食べても甘酸っぱい加減がちょうどよく美味しかったですよ。

たっぷりの量で冷凍ストックできるのも嬉しい!

衝撃の農薬たっぷりいちご。まとめ

今回のざっくりとしたまとめ↓です。

  • いちごの農薬使用量は農作物のなかで第一位
  • 残留農薬基準が緩くて、海外に輸出できない場合が多い
  • 栽培期間中の農薬散布回数は50回以上
  • 皮による保護もなく直に農薬を浴びている
  • そんな中洗わず食べるいちご狩りって大丈夫かな?

子供が大好きないちごだけに、

農薬がたっぷり使われているとは・・とてもがっくりする話ですが。

でも、上記で挙げたように農薬リスクを軽減する方法を実践すれば、市販のいちごを楽しむことは十分できます。

これまで散々リスクをお伝えしましたが、

それらを知ったうえで、少しでも回避できる方法を選びつつ、時にはイチゴを美味しく頂く。

そんな心持ちも大事だなぁと思っています。

リスクを知ったからには断固拒絶。

イチゴを子供に食べさせるなんて信じられない。

イチゴなんてもう食べちゃダメだよ。

と極端な決めつけは絶対にしたくはなくて。

リスクを知ったうえで

どうすれば美味しく食べられるか?

どの程度まで許容範囲とらえるか。

リスクを抑えて美味しく食べる方法や、その食材との程よい付き合い方を見つけて

「食べることを楽しむ」という姿勢はずっと持ち続けたいと思います。

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