寒くなってくると、しばらく風邪ひかなかったいつも元気な子どもたちも突然お熱を出したり、鼻水・咳をしたり・・・風邪が流行してくる時期になりますね。
我が家の子どもたちも、しばらく病院へ行くことなく元気に過ごしているな~と油断していたら、りんご病を発症。
https://fuuuko.com/fifthdisease
これからの季節は、とにかく風邪・ウィルスに負けない体作りをしようということで
、夏の間にすっかり切らしていた我が家の冬の定番風邪予防グッズを購入しました。
できるだけ薬に頼りたくないし、なんでもかんでも除菌除菌とスプレーを使うのも好きじゃない。
(私が子どもの頃は除菌スプレーなんかなかったけど、今はCMでも除菌を謳い、お店や保育園、家庭までどこにでもあるのが不思議です。それがあるのとないのとでどれほど感染症を予防できているのでだろう・・・。人の体に必要な菌だって生活のあらゆるところに散らばってるのに)
私はやっぱり、不自然に作られたものではなく、素材が分かってシンプルでナチュラルにできる風邪予防が、安心するし子ども自身が本来もつウィルスを撃退する力を育んでいけるものだと思っています。
我が家の風邪対策。常備するのはこの3つ。
- 生はちみつ
- 梅肉エキス
- 本葛
周りが風邪を引いたり流行りだしたら、とりあえずこの3つを取り出して予防に努めます。
1.生はちみつ
生はちみつとは非加熱のはちみつを言います。
スーパーなどで売られている透き通ったトロトロのはちみつは加熱処理されており、本来はちみつがもつ成分・効能が失われているのですが、加熱処理をしていないはちみつは、たくさんの酵素類・乳酸菌を含み滋養豊富です。
また、強力な殺菌作用もあります。
これは、生はちみつに含まれるグルコン酸という成分によるもので、医療現場の消毒に使用されてるそうです。
天然のくすり・自然のサプリメント、と言われる生はちみつは、ロシアやアメリカの外科治療にも活用されているとか(はちみつによる傷の回復の早さが臨床結果ででています。)
生はちみつの風邪予防につながる効果は主に3つ挙げられます。
- 保湿効果・・喉のケアに。はちみつを水でうすめてうがいすれば天然のイソジンとして喉を殺菌してくれます。
- 殺菌効果・・強力な殺菌効果で風邪のウィルスを撃退。
- 整腸作用・・便秘の解消にもよし。腸内のビフィズス菌を増やします。
我が家では、白砂糖を料理に使わない代わりに、はちみつを料理に使うことが多々あります。
我が家は生はちみつをアイハーブで調達しています。
我が家はこの「Y.S. Eco Bee Farms, 100% Certified Organic Raw Honey」 有機生はちみつを愛用してます。
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生はちみつの使い方
風邪予防はとってもシンプル。
- ティースプーンに半量の生はちみつをとり舐める
→喉のイガイガ・咳が出始めたら朝・寝る前に子どもたちに舐めさせています。(私や旦那も舐めます)
※1歳未満の赤ちゃんは、はちみつ摂取により乳児ボツリヌス症の危険があるので与えないようにしてください。
風邪予防目的で生はちみつを使うときは、効能が失っては意味がないので熱い飲み物に入れたりはせず使うようにしています。
2.梅肉エキス
梅肉エキスとは、青梅のしぼり汁を長時間煮詰めて煮詰めてできたもので、青梅1キロからとれるエキスはわずか約20gととっても貴重です。
つまようじの先にちょこっと梅肉エキスをつけて舐めただけでも「すっぱ~~~~~い」と唸るほどクエン酸が濃縮されています。
江戸時代から梅肉エキスは作られ、当時の医学書にも作り方が記されています。日本の伝統的な自然の民間薬として梅肉エキスは親しまれてきました。
(江戸時代の医学書には、赤痢やチフス、食中毒、吐き下し、下痢、便秘、消化不良などに対する効用が記されています。※wikipediaより参照)
梅肉エキスの主成分はクエン酸ですが、その他にもリンゴ酸やコハク酸など様々な有機酸が含まれています。また、鉄やリンなどのミネラル・ビタミンB1、B2も豊富に含み、梅干しにはないメフラールという成分も梅肉エキスには含まれています。
メフラールは、血流を改善し脳梗塞や心筋梗塞を予防する・血液サラサラ効果があるといわれています。
梅エキスの風邪予防は主に次の4つの効果が挙げられます。
- 抗インフル作用→エポキシリオニレシノールという成分がインフルエンザウィルスを1/100まで減らして感染力を弱める!
- 風邪ウィルスの抑制効果→強力な殺菌効果とシリンガレシノールという成分がウィルスの増殖を防ぐ。
- 胃腸の活性化作用→胃腸調子を整えたり、胃腸の殺菌効果もあります。
- 疲労回復効果→濃縮されたクエン酸・有機酸により体や内臓に溜まった疲れを取り除く。
インフルエンザ予防に対する効能は、実験結果より証明されており、日本経済新聞にも掲載されていました。
和歌山県立医大は1日、H1N1型のインフルエンザウイルスの増殖を抑える物質を、梅干しから発見したと発表した。
世界で初めて見つかった物質で、ポリフェノールの一種という。エポキシリオニレシノールと名付けた。
同医大の宇都宮洋才准教授(病理学)らは、梅干しのエキスを、H1N1型のインフルエンザウイルスを感染させた細胞に加える実験を繰り返し、有効成分のエポキシリオニレシノールを特定。ウイルスを感染させた細胞に、エポキシリオニレシノールを加えると、約7時間後にウイルスの増殖を約90%抑えられた、としている。
引用元:日本経済新聞
梅エキスの使い方
梅エキスは、そのまま飲むと酸味が強すぎて胃に負担もかかるので、お湯で割って使用します。
そして、生はちみつを加えて子どもでも飲みやすくしつつ生はちみつの栄養も注入。
我が家は大人1人分を子ども二人で半分に分けて飲ませています。
ここでは大人1人分の作り方を書いていきますね。子どもにはこの半量にしてください。
- 材料
梅肉エキス 3gほど(付属の小さなスプーン軽く一杯)
お湯 180ml
生はちみつ ティースプーン1杯 - 作り方
1.コップに梅エキスを入れる
2.お湯を入れて梅エキスを溶かし混ぜる
3.しばらく置いて人肌程度に冷まします
4.生はちみつを加えて混ぜたら完成
ほんの少しでも、ほんっっとうに酸っぱいです!
ここにお湯を注いで・・
混ぜ混ぜ。
お好みではちみつの量は調整します。はちみつは40度以上で成分が変化するといわれているので、冷ますときはお風呂のお湯よりぬるめが目安です。
3.本葛
本葛は、マメ科多年草である葛の根から取り出したデンプンから作られます。
片栗粉と似ている見た目で、とろみづけができる点も似ていますが、中身はまったくべつもの!
本葛は昔から日本の民間療法として様々な不調の際に使われてきました。風邪の引き初めに効く漢方薬「葛根湯」がその代表的なもので、解熱や発汗などの作用があります。
葛湯も風邪にいいと聞いたことがある方も多いと思います。
本葛には主に次のような風邪予防の効果が挙げられます。
- 血行促進→フラボノイドという成分が、血管を広げて血流の循環をよくしてくれます。代謝をアップして体を温めてくれるので冷え性対策にも◎
- 整腸作用→腸内を整え、活性化させることで便秘を改善。
- リラックス効果→肩こりや精神的な疲労・緊張を緩和させてくれるので、寝る前に葛湯を飲めば安眠にもつながります。
- 免疫力UP→シトステロールという成分が体を強くする。
また、本葛は鎮痛作用もあるため、頭痛をやわらげる効果も期待できます。
私は生理のときに、必ず頭痛になるのですが。頭痛のなり始めに、葛湯を飲んでゆっくり寝ると痛みが緩和されます。(でも、頭痛がガンガンとひどくなってからだと、もう手に負えない・・・。)
また、食欲がない時や風邪をひいたときの栄養補給源としても、葛は消化がよく胃腸への負担もないのですんなりと体に入っていきます。(甘味をつけて葛湯や葛練りが子どもは好んでくれます)
本葛を購入するときは、原料を確認し「100%本葛」と記してあるものを選ぶようにしましょう。スーパーで売られている安い本葛は、デンプンが葛の根由来ではなくジャガイモやさつまいも由来のものも多く出回っているためです。(葛本来の効能ゼロだし、そもそも葛とは言えない)
本葛の使い方
本葛は、定番の葛湯や葛練りにして使っています。
風邪予防としては、葛練りにしておやつ代わりに時々あげることが多いです。
モチモチした食感が、子どもたちには好評です~!
- 材料
本葛・・・大さじ1
水・・・・大さじ4
はちみつ・お好みで - 作り方
1.小鍋に本葛と水を入れてスプーンで葛を溶かす。
2.混ぜながら中火にかけて、粘りがでてまとまってきたら火を止める。
3.はちみつを加えて練ったら完成。
最初に水と葛をしっかり溶かして火にかけるとダマになりません。
ひとまとまりになったら器に落として。
ねりねり。
はちみつも合わせてねりねり。(ちょっとはちみつ多すぎた;^^)
手軽に生はちみつで甘みをつけることが多いですが、りんごのすりおろしやメープルシロップ、ジャムなどもオススメです。
きな粉やすりごまをまぶして食べても、とろん、もちっとした食感がお餅みたいでおいしいですよ。
葛練りはお餅ほど粘りが強くなく、のど越しもいいので、2歳児の弟まるにも安心してあげられます。
作りすぎてしまったら、器にいれて冷やしておいてもよし。葛餅になりますよ♪
冬は子どもの風邪予防をしながら、外で遊ぼう!
寒くなると、「おうちで遊ぼうよ~」となりがちな母(私)。
でも、子どもにとっては寒くてもなんでもお外で元気に走り回って遊ぶほうが、楽しいし強い体を作ってくれるんですよね。
暖房のきいた部屋でぬくぬくしてばかりいては、人間の体に備わるはずの体温を調整する機能だって発達しないまま衰えてしまう。
気温によって、体の内からの熱で上手に調整できるようになればこわいものなし!たくましい。
そう思うので、寒い冬の季節でも積極的に外にでて遊ばせたい!遊ばせよう!と思います。
ついでに季節ごとの空気や景色のちがいをたくさん感じてもらって、どの季節の良さも知ってもらいたいなぁ。
風邪をひかないように、外で遊ばないでもなくて。
風邪をひくのは、寒い日に外にでて遊んだせいでもなくて。
日ごろから風邪に負けないように食で栄養をしっかりとって、規則正しい生活をして、たっぷり睡眠時間を確保して、外で体を動かしてたくさん遊ぶ♪
このバランスを崩さないことが、強い体を作り、風邪予防になるのです。
ということで、今年の冬もたくさん着込んで・・子どもたちと冬の遊びを楽しみましょう~!
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